木の特性

木の特性

日本では古来より木材資源が豊富で、建築・家具・料理道具等で使用されてきました。特に木曽谷は、木材資源に恵まれ、木工業が発達してきました。
当社で扱う料理道具、菓子道具について、様々な木の特性を生かして製作しています。

板目と柾目について

板目柾目というのは、板に製材したときに現れる木の模様のことを言います。

当社で製作する場合、木箱の底板や側板には特に指定がない場合柾目材を使用しています。極力曲がり・反りについて出にくくする為です。

木曽谷は大変寒いため、木の成長が遅く、年輪の間隔が狭くなり、良質な木材となります。木目が細かくなるほど、曲がり反りにくくなります。

木材の特性について

1.材料の熱伝導率が低い。

例:鍋蓋として使用した場合、木蓋の場合は金属製に比べ熱くない。ワインクーラー等で冷やして使用した場合、結露しにくい。

2.金属製・プラスチック製に比べ、高級感ややすらぎを与える。

3.金属やプラスチックに比べると、傷やへこみがつきやすい。

樹種について

檜(ひのき)

[特長]特に木曽檜は木目が細かく、高級材として知られる。檜特有の芳香がある。木の色が白く、特有の光沢をもつ。樹脂成分が豊富で、カビが出にくく、腐りにくい。

使用される商品群:まな板 盛台 枡 押し楽

椹(さわら)

[特長]樹脂成分が豊富で、カビが出にくく、腐りにくい。

使用される商品群:飯台・おひつなどの木桶 角セイロ

スプルス

[特長]匂いがほとんどない。大径木があるため、大きな板を取りやすい。木からヤニがでてくることが殆どない。

使用される商品群:まな板・麺箱・そば箱・木蓋

朴(ほう)

[特長]油分が少ないため、日本の木の中では燃えにくい。

使用される商品群:カステラ木枠